
雲仙温泉は、長崎県雲仙市小浜町(旧国肥前国)にある、キリシタン殉教悲史の舞台で世界的に有名な温泉となっています。
日本初の国立公園(雲仙天草国立公園)に指定された温泉保養地でもあります。
1990年に噴火した雲仙普賢岳を間近に控え、1000メートル級の山々に囲まれて、標高700メートルの地にありますが、春はウンゼンツツジを楽しむことができます。
雲仙温泉は、承応2年に古湯が開かれ、続いて江戸時代中期の享保16年に小地獄が、そして明治11年に新湯が開かれて現在に至っています。
江戸時代より文人墨客に愛用され、明治から戦前にかけては外国人の保養地として賑わっていました。
そんな歴史がありますが、山の温泉街としては現代的な雰囲気を呈しています。
洋食に力を入れたホテルも多いようです。雲仙温泉は、何と言いましても約30の穴から硫黄臭のある湯煙が吐き出している雲仙地獄をはずすことはできません。
共同浴場は、湯の里共同浴場、新湯温泉共同浴場、古湯地区に湯の里温泉共同浴場、小地獄温泉地区に小地獄温泉館などがあります。
雲仙はもともと温泉と書いて「うんぜん」と読まれていた地域ですが、お湯は硫黄を含んだ強い酸性泉となっています。
温泉療法が盛んなヨーロッパでも見られない温泉です。
硫黄泉ですから強い酸性で殺菌効果があり、湿疹やしもやけ、あるいは切傷などの皮膚病全般に効果が期待できます。
また、美肌効果や慢性のリウマチ、糖尿病、神経痛、関節痛、血行促進、健康増進にもおススメとなっています。
温泉神社を中心に、味わい深い宿や共同浴場が温泉街を形成していますが、こんこんと湧き出る乳白色のお湯と漂う硫黄の香りは温泉情緒に浸れます。
湯上がりには、名物の温泉玉子や島原の乱で天草四郎が考案したとされる郷土料理の具雑煮(ぐぞうに)も忘れてはいけません。
自然たっぷりの高原で、長崎県を代表する名湯、雲仙温泉をじっくり堪能したいものです。
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